iPhone OS 4.0について

発表後公開されていたので、さっそくインストールしてみた。


手順は、開発者専用のページに、iPhone Developer Program参加済みのアカウントでログイン。iPhone Dev CenterからOSのイメージをダウンロードして、iTunes経由でインストール。


…あれ、なんかエマージェンシーコールのみしかできないぞ、と思ったら、


iTunesに「この端末はデベロッパーサイトに登録されてないよ!」というメッセージが表示されていた。


…おお、忘れてた!


すぐに登録してインストールした。


まず確認したのは公になった*1アプリケーション切り替えである。今までJailBreak環境でしかできなかったため、これは素直に喜びたい。


しかし、一番問題なことは、使いやすいかどうかだ。


ホームボタンを押せばすぐにホーム画面に戻れるというシンプルな操作感から複雑になって使いにくくなるようであれば、あまり意味はない。


アプリケーション切替を起動するには、ホームボタンを二回押せよい。
これまではユーザがいくつかの選択肢から設定した機能が立ち上がっていたが、iPhone OS 4.0では、アプリケーション画面が上部にスライドし、下部から今現在起動しているアプリケーションのリストが表示される。


切り替えるには、アプリケーションのアイコンをタップすれば、切り替わる。
アプリケーションによって動作がまちまち*2であるが、概ねうまく機能しているようだ。


アプリケーションを終了させるためには、アイコンを長押しする。
するとアイコンが震えだし、左上に小さく赤い例の停止が表示されるので、それをタップすると、該当のアプリケーションが終了する仕組みになっている。


一番僕が嬉しかったのは、この終了の仕組み。僕は、実際にどのように動くかは動画などを確認しておらず、またアプリケーションの終了の方法を全く知らなかったにも関わらず、きちんと終了方法が想起された点だ。
そういう意味で、一貫性があり、良い実装方法だなと思った。また、下にアプリケーションリストが表示されるという点だが、この機能を使ったとき、かならず親指がホームボタンにあるため、あまり大きな動きを要求されないところも良い。つまりデバイスの形状に合った機能がデザインされているということだ。


一方で、これまで音楽再生中にホームボタンダブルクリックで表示されていたミニコントロール画面が呼び出せなくなったため、アプリケーション切替え画面にて、それぞれのアプリで小さな機能を呼び出せる方法が必要だと感じる。
まだまだ修正が必要かもしれないが、なかなか使いやすくできており、今後の改良に期待したい。


今回はここまで。

*1:というより公になったものしか紹介できない

*2:切り替え時に最初から起動になったりするものもあった。きちんと動作させるためには何らかのプロトコルを実装しなくてはならないのだと思われる。まだ確認してないが。